このたび、2026年6月13日(土曜日)、ACU (札幌)にて開催される第6回不整脈学会北海道地方会の大会長を務めさせていただくこととなりました、札幌白石記念病院循環器内科院長代理の宮本憲次郎です。日頃から不整脈診療に取り組んでおられる会員の皆様に、まずは心からの感謝を申し上げます。
近年の不整脈治療はめざましい進歩を遂げています。特に注目されるのは、これまでにないアブレーションとして導入が進むパルスフィールドアブレーション(PFA)で、その安全性や効率性に大きな期待が寄せられるとともに、初期成績が集積しています。また、心不全治療の選択肢として注目度が高まっている左脚エリアペーシング(LBBAP)も、今後ますます臨床現場で広がりを見せると考えられます。
本地方会では、こうした最新技術に関する発表はもちろんのこと、日常診療の工夫や経験を共有できる多彩な演題が寄せられる予定です。さらに、近年は医師に加え、臨床工学技士、看護師、臨床検査技師、薬剤師、診療放射線技師といった多くのメディカルスタッフからの発表が増えており、チーム医療としての不整脈診療の姿を実感できる場になりつつあります。
本地方会を通じて、多くの皆様が議論を深めあい、診療に役立つ知識や仲間との交流を持ち帰っていただければ幸いです。そして何より、数多くの演題が集まり、活発な発表と討論が行われることを心より期待しております。
皆様の積極的なご参加をお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
第6回日本不整脈心電学会北海道支部地方会
会長 宮本 憲次郎
(札幌白石記念病院循環器内科)
