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会長挨拶

  第3回日本不整脈心電学会北海道支部地方会の会長を仰せつかりました釧路孝仁会記念病院の下重晋也です。
 これまでに開催された2回の地方会は、ぎりぎりまで現地開催で実現すべく準備されておりましたが、新型コロナウイルスの猛威のため止むなくWeb形式での開催を余儀なくされました。Web形式という慣れない取り組みであったにもかかわらず、両会長および運営スタッフの方々によるご尽力と、ご参加の皆様のご協力のもとで盛況に遂行されました。
第3回は多くの方が待ち望んでいた現地開催を理想としつつも、現実的に最適な開催場所、形式について検討してまいりました。ここ道東の釧路へ皆様にお越しいただくことも夢想しましたが、いまだ新型コロナの動向も読めず、交通アクセスの不便さや天候による不安定さなども考慮し、最も安定的な札幌に会場を設定させていただくことにいたしました。
 さて、このコロナ禍でのWeb形式の経験は、ある意味やむを得ない状況から生まれた副産物としての経験となりましたが、ポストコロナあるいはウィズコロナ時代において実に有用なツールとなっていく可能性を感じております。講演会や会議のみならず、日常的なショッピング、映画鑑賞、オンラインゲーム、海外旅行に至るまで、仮想空間や仮想世界の中で現実的な生活行動ができるようになってきており、仮想でありながら現実と直接つながっていることに気付かされます。ふと世の中の変化のスピードに取り残されていくような感覚を覚えますが、思い出しましょう。我々は3Dマッピングシステムの画面上に描かれた仮想の心臓や仮想の電気興奮をみながら、現実の心臓を治療しています。かなり高度なレベルでそれをすでに利用していると言えます。そしてこの第3回北海道支部地方会もWebの利点を十分に活用し、ハイブリッド形式として準備したいと思っております。
第3回日本不整脈心電学会北海道支部地方会で、過去の問題点を皆で議論して整理し、新しい時代のより良い医療を創造していきましょう。

第3回日本不整脈心電学会北海道支部地方会
会長 下重 晋也
(釧路孝仁会記念病院)